空洞化のウソ」(講談社現代新書)という本を書いた元通産官僚の松島大輔さんという方とお会いしました。松下さんは、国内企業が海外に流出することによって国内経済に空洞化が起きるという考え方を真っ向から否定し、現状すでに海外子会社からの親会社への「仕送り」によって、雇用を含む国内経済全体に好影響を及ぼしていると主張しています。私自身が現在お手伝いしている仕事ももちろんですが、中小企業に支えられるモノづくり愛知にとっても無視できない分野ですので、お誘いに二つ返事でお答えして、日ごろ疑問に感じていることなど率直にお聞きしてきました。
貿易立国など私が今まで当たり前と思っていた日本の姿が実は過去のものになりつつあり、現在では日本は投資立国、海外投資に対する利益配当の国内流入が貿易収入を上回っているなど次々に示される統計指標に少し驚きを感じながら、確実にかわりつつある国の実態のなかで、実は一番変われないのは政治?そんな疑問を感じながらの懇談でした。
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